融けずに

 

おおむね晴れ。10度。

8時に起きる。

朝餉は、トースト、ミルク、ミルフィーユ。

梅の枝がぜんぶなくなった。玄関先の道端にバケツごとどっさり入れておいた枝には蕾が膨らんでいた。女房の書いた「どうぞお好きなだけ」という紙も雨に打たれてしょぼくれていたが。

誰だって白梅を活けて何かを迎え入れたくなるだろう。

昼餉は、抜き。

9キロをジョグ。ヒバリがそれほど高くないところで啼いている。

一つ株に紅白の梅が咲いている玄関を走りすぎる。

夕餉は、豚バラの野菜炒め、味噌汁(大根、人参、玉ねぎ、じゃがいも、豆腐、ネギ)、玄米ご飯。

女房が遅くに戻る。

気分がざわざわしてくるのが逆に鬱陶しくなるようで、女房はこれくらいの寒さでいいという。意外な吐露だったので、ずっと耳に残っている。彼女は、春を待っていなかった。

 

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