カカオとコーヒー

 

晴れ。粉雪が舞う。4度。

8時に起きる。

朝餉は、竹輪とさつま揚げ、野菜の卵とじ、みそ汁(大根、人参、玉ねぎ、サツマイモ、豆腐、ネギ)、パンケーキ、コーヒー。

苦味とコクが特徴だというラオス産のブレンド豆が届き、フレンチプレスで飲む。香りは乏しいものの、味はまろやかでトロリとしている。油分の喉ごしが柔らかい。

女房と長浜へ。

チョコレート屋でチョコを買ってもらい、お返しに黒壁街のカフェでチーズケーキをおごる。寒風が通り抜けるアーケード街は人もまばら、僕らは無添加のバゲットを買ってから彦根へ向かった。ロウ・チョコレートを売りにする店は週末限定で商う。店の所在を足軽町に確かめてから食材を買った。

伊吹山から吹き下ろす風。顔の感覚が失せていく。

夕餉は、女房が作った大根とこんにゃくの豚ひき肉炒め、みそ汁(大根、人参、玉ねぎ、サツマイモ、豆腐、ネギ)、玄米ご飯、赤ワイン。食後にコーヒーとチョコレート。余ったフランスパンでラスク。

テレビを観ていたら、長浜のショコラティエが紹介されている。チョコレートを買ってきたボンボン・ショコラのおかみさんだった。フランスで修行したおかみさんは、生真面目な顔でシャルドネのシャンパン・チョコレートを紹介していた。僕が選んだのは、そこにピノ・ノワールを混ぜたやつだ。

口に含むとブドウが香る。カカオとシャンパンの余韻。

 

あっという間に溶けちゃうね。

 

女房が名残惜しそうだ。

 

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