使い切る自信がない

 

 

晴れのち雨。8度。

8時に起きる。

朝餉は、コロッケ、さつま揚げと野菜の卵とじ、みそ汁(大根、人参、サツマイモ、豆腐、えのき、ネギ)、トースト、ミルク、白湯。

 

敷居は、襖が歪んでいるからだよ。

 

開け閉めのたびに嘆く女房は、蝋を引いてちょうだいと返してきた。効き目はそれほどない。二人ともわかっている。

襖が歪んでいるのは、そもそも家が歪んでいるからだ。

昼餉は、卵とじの残り、トースト、みそ汁、ミルク、バナナ、クルミ。

 

それ、使い切ってちょうだい。捨てるに捨てられないんだから。

 

ホームセンターで求めたシリコンスプレーの缶を見ながら女房は聞いてくる。

 

それって、ほかに出番ある?

さあ、雨戸とか。

 

女房は憮然としている。

夕餉は、豚バラと野菜の蒸し煮、玄米ご飯、白湯。食後にチョコレートと和菓子。

敷居に噴霧してみる。留守中に試して、効き目があったら驚くだろうと。まあ、だいぶよくなった。滑りのいいところは、恥ずかしいくらい滑るように。そうじゃないところは、そこそこに。

ダメなところは、やっぱりダメだった。