死さえも

おおむね晴れ。三十五度。
六時に起きる。
朝餉は、唐揚げ、みそ汁(人参、玉葱、小松菜、豆腐)、BLTサンドウィッチ、バナナミルク、蜂蜜と黒酢のジュース。
女房の出勤日で弁当を。
出社して仕事。汗だく。
昼餉は、弁当おかずの残り、お握り、食パン、ミルク。
午後も仕事。
夕餉は、同僚二人と寿司屋。食べ、飲み、よく笑う。同寮とはいえ、二人は若い。聞き役の僕は頷いたり、得心したり。
十一時に帰宅。
若者は、僕らの頃より過酷な時代にいる。そうはいっても平和じゃないかとか、生き死にの問題はないだろうとか、そんなことを言う年寄りがいるけれどとんでもないと思う。
とんでもない年寄りの存在はスポーツ界だけではないのだ。
今の仕事をしていると、生きることのむずかしさを目の当たりにする。食って寝ている。ほかにどんな光があるのかわからない。そんな老人たちばかり見ていると、こちらまで精気を吸われているような気分になる。
生きる目的を持つのはむずかしかろう。持つことはそれほど大事とも思えない。だが、何もなさすぎるのだ。まったくなーんにもない。そんな年寄りを前にすると軽い目眩に襲われる。