胸ふくらむこと

 

 

 

 


雨、のち曇り。13度。
7時に起きる。
朝餉は、蜂蜜とヨーグルトをかけたりんご、サラダ(サニーレタス・キャベツ・キュウリ・チーズ・カニカマ・バジル)、味噌汁(ネギ・油揚げ・豆腐・玉葱・人参)、ハム・卵トーストサンドイッチ、アールグレイ。
荷造りをして、妻と米原まで青春18きっぷでいくほぼ各駅停車の旅。乗り換えは最小の3度。雨で外はなにも見えず。客は多い。春休みだけとは思えず。
遅い昼餉は車内で、握ってきたオニギリ、ルイボス茶、菓子パン。
大橋トリオさんを聴きながら、ルヘインの『The Drops』をぼちぼち読み続ける。44駅を途中休みなく豊橋まで。腰が痛い。
春の雨が運んでくるのは、胸膨らむもの。具体的に書くとそれは少しずつ違ってしまう。たしかに膨らむのに、あいまいなままの方がいいことがほかにもたくさんある。好きな人の好きな部分なんかは最たるものかもしれない。
『わたしのどこが好き?』と尋ねられる。言いはじめるとすぐに落胆する。言うにつれて、その落胆が膨らんでいく。膨らむものが、変わってしまっている。
男の子は、そういう落胆を味わい。女の子は、男の子のそんな表情にさらに落胆する。賢明な女の子は、愚かな質問がこの世に存在することを学ぶ。そして以後二度と間違いは犯さない。
夕餉は、ホテルにチェックインしてから、スーパーで求めた弁当をビールとともに。サッポロのないビールコーナーで途方に暮れる。

雨、のち曇り。13度。

7時に起きる。

朝餉は、蜂蜜とヨーグルトをかけたりんご、サラダ(サニーレタス・キャベツ・キュウリ・チーズ・カニカマ・バジル)、味噌汁(ネギ・油揚げ・豆腐・玉葱・人参)ビールコーナーで途方に暮れる。