FITは退屈なクルマ

 

 

 

 


晴れ、のちパラつく。9度。
7時に起きる。
朝餉は、ホテルのバイキングプレート。妻は和食、ぼくは洋食。スクランブルエッグ、サラダ、パン、コーヒー。
荷造りも最終段階に。捨てるものをめぐって妻と攻防。悩むくらいなら捨てなさいと諭すのにも疲れた。黙って廃棄する袋に放り込む。
昼餉は、ホテルに戻っておにぎりとお茶。
妻は友だち2人と近くのカフェへ。夕方にもどる。
ぼくはカーシェアリングでホンダのフィットを借りて2時間ほど長浜や彦根をドライブした。スッキリした内装は5ナンバーではベスト。シートは最悪。昔から変わらない。腰痛になりそうな底の抜けた感じ。ハンドリングは普通。ハンドルは切ったぶんだけ曲がる。でもシャープとは言えない。楽しさが感じられないのは、ブレッド・アンド・バター・カーとしてのしつけが施されているからだ。そういうのが苦手なら、スポーティなモデルを選べということらしい。そんなクラス化がクルマをつまらなくする。
段差のいなし方は好みではない。ガタつくしロードノイズも耳につく。合格点には遠い。先進装備はひと通り揃っているのに、ドライブが退屈で五感に訴えてくるものが希薄なのだ。
アパートに戻って荷造りの続きを。妻も戻ってだいたいの準備を終えた。
スーパーで弁当を求めてからホテルへ。妻は五目ご飯、ぼくはオムライス、お好み焼きを二人で。スパークリングワイン。