The day you find out why

 

 

 

 

 

 

 

雨、のち曇り。16度。

コーヒー。

朝の電車で妻が名古屋へ。高速バスで自宅へ。クワイアの稽古やら。戻りは金曜あたり。

味噌汁(サツマイモ・玉葱・人参・油揚げ・豆腐・もやし)を作って飲ませ、卵サンドイッチを作って持たせる。

遅い朝餉は、卯の花煮、味噌汁、鯖カレー。食後に柿。

映画はサイモン・ウェスト監督『ワイルドカード(原題:Wild Card)』。ウィリアム・ゴールドマンの小説『Heat』が原作とか。ギャンブル中毒者の懊悩に悶えるジェイソン・ステイサムが主演。評価がパッとしないのは、主旋律になっている彼の懊悩が伝わってこないせいかもしれない。そこは嫌というほど描かれているけれど。

もう1つは、アントワーン・フークア監督『イコライザー(原題:The Equalizer)』。主演のデンゼル・ワシントンの演技が、映画をそれらしく仕立てている。妻との過去に触れる元上司の女の台詞が余計。そうした説明っぽいシーンがちょこちょこ挟み込まれて、せっかくのトーンを台無しにしているかもしれない。

映画の主題になっているマーク・トウェインの箴言を、マーク・トウェイン自身はどのように受け取っただろう。

不眠症の主人公が深夜に通うダイナーは、エドワード・ホッパーの名画『Nighthawks』を模したものだろう。読むべき100冊を通じた妻の描写など、この映画にはさまざまな名作に力を借りた暗喩が散りばめられている。

米国人にはありふれた暗喩かもしれないので、そのあたりが逆に鼻につく人もいるだろう。

夕餉は、卯の花煮、残りのカレー、ウイスキーオンザロック。

姉から電話。母の胸のシコリは大半が水だったと。精密検査の結果は2週間後に改めて出るらしい。

妻は9時過ぎに家に着いた。バスは満席で、首都高も渋滞していたと。自粛する状況は解けているらしい。東京の感染者数は一桁で、感染爆発しているヨーロッパとの乖離がなんだか怖い。

The two most important days in your life are the day you are born and the day you find out why.