言葉にならないもの

 

曇り。25度。

7時に起きる。

麦茶、コーヒー。

NHKの将棋と囲碁トーナメント。見ているうちに寝ている。

AIの勝率判定より盤上はもっと拮抗していると、解説者が言う。その数字は当てにならない、と言外に匂わせている。

AIのほうがプロ棋士より強くなって久しいのだから、負け惜しみに聞こえなくもない。中盤すぎ、7030と判定したAIの読みは当たった。たった一手で数字が逆転することもあるのだから、当てにならないという言い方も間違いではない。ほぼ五分に見える局面でも、AIは勝ち筋を見つけていたことになる。

昼餉は、ポテトチップス、マーマレードを塗ったバタール、飲むヨーグルト、コーヒー、花林糖。

冷蔵庫の中を片付け。それでも食べきれないものは処分。

緩んだ手を指すと、AIの勝率がコロッとひっくり返る場面が何度かあった。プロ棋士より読み筋が深いことを伺わせる。

なんにしても、解説者はやりにくかろう。

夕餉は、アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ、麦茶。

あと数年したら、解説もAIがやっているかもしれない。もしそうなったら、AIは勝負の機微というものをどのように表現するのだろう。