共に暮らす

 

晴れたり曇ったり。ぱらつく。20度。

7時に起きる。

朝餉は、味噌汁(大根・玉葱・ワカメ・ネギ・油揚げ・豆腐)、ピザトースト、紅茶。食後にコーヒー、クッキー。

NHKの将棋と囲碁トーナメント。西山朋佳 女流三冠の8二歩は、桂から香を取ろうとした歩打ち。4手かける成り金が、玉と反対の左端に張り付くというぼんやりした構想が敗着につながった。

同じ歩打ちでも、八代弥7段が放った2つの金成りは即詰みにつながった。

将棋も囲碁も今期から、AIが優劣をパーセントでリアルタイムに表示する。中盤すぎに70パーセントの優勢が出ると、なかなか覆らない。解説者は、まだまだです、と言うのだが。囲碁の六浦雄太7段がまさにそうだった。

昼餉は、ミルクをかけたシリアル、カフェラテ。

玄関の屋根裏に蛇がいるらしい。這うような、擦れるような音がする。玄関脇でそれらしい卵の殻も見つけた。これからコウモリが増えるので、そっとしておきたいけれど。彼らに対する妻の好意的な態度は変わらない。僕はできるのは、線香を炊きしめるくらいだ。

夕餉は、サツマイモのレモン煮、妻の作ったキーマカレー、キャベツ・ベーコンのコンソメスープ。食後にクッキー、紅茶。

姪っ子が娘を伴い訪う。こもりがちな娘を連れ出して関ヶ原のあたりをクルマで遊んだとか。岐阜で名高いパン屋の食パンを土産にいただく。電車通学にも慣れたようで、友だちもできた娘は、クラブ活動でブラスバンドに入った。妻が、親子に靴下やらをプレゼントした。

未明に便所に立つ。和らいだ寒さとは裏腹に、過ぎ去った日々や人々が脳裏から離れなくなる。悶々として、やがて眠りに入る薄明までのあいだ、あれこれ想う。

忸怩たる時の重なりを前に、消え去りたい衝動と添い寝する。