三回忌

 

曇り。12度。

6時に起きる。

朝餉は、大根の葉のきんぴら、いなり寿司、お茶。

義母の三回忌。近江八幡や長浜から親類が訪う。

校長になられたばかりのご縁さん、1時間半ほどのお勤め。

昼餉は、料理屋の仕出し、女房のいなり寿司、酢の物とお吸い物は僕が。けっこうな数を作る。ご縁さんの校長話を聞く。中学校が荒れていたのは一昔前のこと。今は不登校やら引きこもりで先生は心を砕く。外向きから内向きへ。時代は内省している。

夕方にお開きとなり、女房と後片付け。

女房はずいぶん前から少しずつ仕込んで、恙無く終わらせた。片付いているので、古い家でも清々しい。そういう目配りができるのも積み重ねかと思う。

声をかけて、女房をねぎらう。

夕餉は、あまりものを。ビールを飲んで腹がくちくなる。

食後、夜気のなかを散歩。荷を下ろした女房の声が弾んでいる。

星一つ見えない無言の空。