名作

晴れときどき曇り。14度。
8時に起きる。
朝餉は、みそ汁の残り、トースト、ベーコンと目玉焼き、コーヒー。
コーエン兄弟の最新作はNetflixで先週から観られる。『The Ballad of Buster Scruggs(邦題:バスターのバラード)』はオムニバスの西部劇で六つの物語からなる。どの短編も生と死をコーエン兄弟の筆致で描いた秀作だ。一つ目の真ん中くらいから、すぐに終わるなよと願いつつ、もっと観たいという欲求の狭間で悶えることとなった。どの物語も甲乙つけ難く、強いて言えばというのがない。このドラマは彼らの代表作に並ぶと思う。
昼餉はミルク。
エリザベス・ストラウト原作の『Olive Kitteridge』をドラマ化するなんてと最初は思ったのだが、なかなか良かった。原作とは別の味わい。主演のフランシス・マクドーマンドはちょっと原作のオリーブとは違っていたが、リチャード・ジェンキンズが好演している。人畜無害っぽいところがよく出ている。僕は根っからのキタリッジだが、人前に出るとジェンキンズになってしまう。そこが悩みでもあり、自負かもしれない。
誰もが、その狭間で寝つきの悪い夜を過ごしている。
物語には、普遍性がある。
夕餉は、惣菜売り場の豚カツ、ベーコンの白菜煮、みそ汁(大根、人参、玉ねぎ、ジャガイモ)、玄米ご飯、コーヒー。