三人目こそ

晴れ、時々曇り。
四時過ぎに起きて、家事あれこれ。
姉の機嫌が悪い。僕がいちいち駄目出しをするからだ。全否定されている気分だろう。
早めに家を出て、スタバでWi-Fiを使う。
パブリック・ベータのβ2をダウンロード。バッテリー切れでmacOSが途中で終わる。
母の疑心暗鬼が続いている。廊下のはずれのソファに座って、外の景色を眺めながら、僕は肺炎の治りが遅いだけのことだと母に言い続けた。
僕もなにかを隠していると思っているかもしれない。くよくよ考えて、母は夜も眠れない。
父は元気だが、眠り呆けている顔は、なにもかも忘れ去ってしまった老人のそれだ。
廊下を二人で往復して、父が煎茶を煎れ、二人して飲む。父の脚を馬油クリームでマッサージする。なんだか哀しそうな目をしている。
僕の髪に白いものが増えたと言って、歳を訊かれた。その時だけ、僕は息子だったらしい。
廊下を歩いているとき、病室の前を通りかかったので、母は嫌がると思ったがかまわず父を伴って入った。両親は久しぶりの対面を果たした。お互いに、元気そうだと言い合う。会いたくないと言っておきながら、会って喜んでいる。
こんなところに長居は無用だ、と父が語りかける。母は、大きく頷く。父は終始にこやかだった。
リース会社へ行ってクルマを交換した。姉がせっついたものだから、間に合わせのオンボロに乗っていたのだ。姉がご機嫌斜めなのは、この件に口出しするなと僕が釘を刺したからである。二台目も、オンボロだった。
食材を買って、夕方に帰る。
六キロをジョグ。