饒舌になった?

晴れ。
六時過ぎに起きて、机へ。
午後、五キロをジョグ。久しぶりだ。
北と東の窓に挟まれた狭い角壁に、河津で撮った桜の花の写真を額装した。A4の写真をちょっとカットして白い額縁を二枚、上下に並べて掛ける。文字どおり、一隅に華の咲いたよう。
すこしずつ、でもなんだかざわついていく。
写真のなかった壁――ざらついた和紙のような壁紙でも、ただ白いというだけの、それは作品であり続けたのかもしれない。
せっかく華やいだのに。そのぶんだけ饒舌になった壁。
写真に見入るうち、時間が過ぎている。
El Capitan 10.11.4のパブリック・ベータ7とiOS9.3のパブリック・ベータ7がリリース。
実家の両親に写真を添えて手紙を書く。庭木のことを書いたが、父は読んでなにかを感じとれるだろうか。
「House of Cards」はシーズン2になって醜悪度が高まった。伏線が張り巡らされ、それが少しすると意味を持って表に現れてくる。その時になって、僕らはやっと理解することになる。その繰り返しなのだとわかってくると、物語が進むにつれて興味が薄れていく。ある意味では、とてもわかりやすいのだ。
壁の額縁に似ている。