野暮は言いっこなし


晴れのち曇り。
昼前に着替えていつもの公園へ。十キロをジョグ。もう脚が上がらないけれど、距離だけはきっちりと。ペースは夏の頃の七掛けだ。
紅白の梅は八分咲きとなって、芳しい香りを風にのせている。走りすぎる時に、その薫りが肺に飛び込んでくる。
筋トレを二〇分ほど。
昼を過ぎて、女房とクルマで出かける。クリーニング屋から公園へ。
スーパーで買い物。女房はマイケル・ジャクソンの「This is it」を買う。そこまで入れ込んでいるとは・・・。
舞台を観に行くというので駅まで送る。僕はそのまま美容院へ。いつものように刈り上げてもらってすっきりする。主人によれば、今年の成人式は過去最低の稼ぎだったとか。成人女子の数が少なくなっているのもあるけれど、成人式に出ないという人がけっこういるんじゃないかというのが彼の見立て。そうなのかもしれない。
主人は破天荒な人生を歩んでいる達人だが、彼に言わせると今の若者はスケールがとても小さいという。何をするにしても、こぢんまりとまとまっていて話をしていてもつまらないと嘆く。客商売でそんなことを言っていたら伝わりかねないんだから注意をしなよ、と言いそうになる。そんなことは百も承知で言っているに違いない。とんだ野暮をするところだった。