それぞれの想い出

 

 

 

 

 

 

曇り、のち晴れ。25度。

6時に起きる。

朝餉は、ポテトサラダ、トマトと玉葱のマリネ、合い挽き肉のハンバーグおろしポン酢の和風味、味噌汁(人参・油揚げ・小松菜・豆腐)、ご飯、バナナとキウィ。食後にコーヒー。

献花、立て続けに届く。弔問客、次から次へと。華道を嗜んでいた母が喜びそうな生花の香りに包まれて、遺影の微笑みが増していく。家族葬が終わり、今日から本葬の様相を呈す。

電話で献花の礼と、自宅で亡くなった様子を話して聞かせる。

葬儀社の担当が訪う。葬儀後の故人の抹消手続きや、遺産相続のこと。

2年とおかず、この家の主が相次いで亡くなったことを、周囲の方がよほど悲しんでいる。そんなふうに見えてしまう。僕らはその空白の大きさに気づいていない極楽トンボのごとし。

来訪やら電話やらで落ち着かず。姉は困憊のてい。若い時の母だけが、余裕しゃくしゃくで祭壇にかまえている。

夕餉は、ほうれん草のお浸し、大根とかぼちゃの煮物、朝の残りのハンバーグ、味噌汁(かぼちゃ・油揚げ・豆腐・人参・小松菜)、ご飯、ウィスキー・トワイスアップ。