天使が降臨してくると

 

 

 


曇り、のち雨。27度。
7時に起きる。
朝餉は、蜂蜜とヨーグルトをかけたバナナ、サラダ(大根・ツナ・トマト・ルッコラ・ブロッコリー・かつ節)、味噌汁(スナップエンドウ・ウリ・玉葱・人参・油揚げ)、妻の作ったポテトサラダとチーズのベーグルサンドイッチ。食後にコーヒー。
NHKの将棋と囲碁トーナメント。将棋の山崎隆之8段の風貌が変わっていて最後まで誰なのかわからなかった。攻めにも彼らしさが見られない。顔つきが変わってしまうなにかがあったのだろうか。ちょっとエキセントリックな棋風が魅力だったけれど、憑きものが落ちたようなこざっぱりした空気をまとっていらっしゃる。
囲碁の藤沢里菜女流本因坊は1目半勝ち。彼女は半目の女王と呼ばれているそうな。勝負師だったお祖父さま秀行さんの風貌に似てきた。ちょっとやそっとの凌ぎあいでは生きている実感がないかもしれない。まぎれもない勝負師の血が流れている。
昼餉は、菓子パン、アイスコーヒー、ずんだ団子。
傘をさして妻と歩いていると、生ぬるい空気が肌にまとわりつく。
テッド・チャンの短編『地獄とは神の不在なり(原題:Hell Is the Absence of God』がおもしろい。けっこうな頻度で起きる天使の降臨をめぐる物語。障碍者と神の愛というまわりくどいテーマをまわりくどい物語にして、なお読ませるという力技が愉しめる。地獄に堕ちてはじめて神の存在を間近に感じる主人公の、そのまわりくどさの、言ってしまえば「どうでもいい感」が八百万の神と等距離にあるぼくのようないい加減で気楽な存在には、息苦しさのある種の形態となって迫ってくる。
妻の作った夕餉は、キャベツとビーンズのマリネ、味噌汁(スナップエンドウ・シメジ・玉葱・人参・豆腐・油揚げ)、チキンクリームリゾット、ウィスキー・オンザロック。食後にルイボスティー、アイスクリーム。

今月の総括——アクティビティは13日、総距離は76.17キロメートル。スクワット25回と胸椎伸展10分はほぼ毎日。ボディブレードの筋トレ10分は1日おき。