麻との再会

 

 

 

 

雨。22度。
7時に起きる。
朝餉は、蜂蜜とヨーグルトをかけたバナナ、サラダ(ブロッコリー・インゲン・レタス・ルッコラ・トマト・バジル・チーズ)、味噌汁(スナップエンドウ・小松菜・油揚げ・豆腐・玉葱・人参)、卵サンドイッチ、アールグレイ。食後にコーヒー、クッキー。
夏はズボンも短パンも麻しか履かない。脚が受けつけなくなってしまった。綿も化繊も痒くなってしまう。
昼餉は、スパゲッティ・ナポリタン、ルイボスティー、アイスコーヒー。
夏のシャツも麻がほとんど。シアサッカーがそれに次ぐ。Tシャツは綿を仕方なく着ているものの、身体がいつか受けつけなくなるかもしれない。そういう予感と対峙していると、夏が来るたびどきどきする。
麻ならなんでもいいというわけでもない。なんども洗濯してクタッとなり、柔らかくなったのでなければだめだ。そういうのを育てるとは言わないと思う。ただくたびれていった麻というのがしっくりくる。最初から柔らかいといわれる麻もあるけれど、それもとりあえず洗濯を繰り返す。
麻はほかの素材とはちがい、くたびれてからが本番のような気がする。くたびれた麻には、おまえを丸ごと受け入れようと言われている心持ちがする。懐の深さとはちょっとちがう。お互いのことをすっかりあきらめた先にポツンと残っている寂寞の情みたいなものか。ちょっとむずかしいか。
ようするに、ひとくちで言えないところがある。夏になるたび、麻たちとの暮らしに浮き立つ。麻のほうでも、おなじことを思っているふしがある。それがわかる。
夕餉は、納豆、ポテトサラダ、魚ハンバーグ、餃子、味噌汁(スナップエンドウ・ナメコ・豆腐・玉葱・人参)、玄米ご飯、ウィスキー・オンザロック。
降り続く。涼しい一日。