晴れ、のち雪。4度。昨夜から強い風。
7時に起きる。
朝餉は、蜂蜜とヨーグルトをかけたバナナ、キャベツ・大根・ツナのサラダ、味噌汁(玉葱・人参・大根・小松菜・油揚げ・豆腐)、卵サンドインチ、アールグレイ。食後にコーヒー。
NHKの将棋と囲碁トーナメント。
気温が下がっていく。
昼餉は、卵サンドイッチの残り、コーヒー。
本が届く。吉村昭著『平家物語』(講談社文庫)。ダイジェストとしては評価を得ている1冊。古川日出男訳の全訳を当初は考えたけれど、吉村さんのチカラ技に期待して。
ちなみに吉村・平家の書き出しは――
祇園精舎の鐘の音には、諸行無常の響きがある。
栄えた者も、おごりたかぶればかならずほろびる。それは、吹く風の前のちりのように吹きとんでしまう。まことにはかなく、それが世の習いなのだ。
よい例が、平清盛である。
となっている。全訳である古川日出男のほうは――
祇園精舎の鐘の音を聞いてごらんなさい。ほら、お釈迦様が尊い教えを説かれた遠い昔の天竺のお寺の、その鐘の音を耳にしたのだと想ってごらんなさい。
諸行無常、あらゆる存在は形をとどめないのだよと告げる響きがございますから。
それから娑羅双樹の花の色を見てごらんなさい。ほら、お釈迦様がこの世を去りなさるのに立ち会って、悲しみのあまりに白い花を咲かせた樹々の、その彩りを目にしたのだと想い描いてごらんなさい。
盛者必衰、いまが得意の絶頂にある誰であろうと必ずや衰え、消え入るものだよとの道理が覚れるのでございますから。
と続く。誰もが冒頭を誦じられる文学は、それだけに作家たちを奮い立たせる。
サンデーソングブックは夫婦放談。竹内まりあさんの声は変わらず。
さらに気温が下がって零度近くまで。
夕餉は、佃煮、大根の皮の漬物、カボチャ・大根の煮物、焼き鮭、味噌汁の残り、玄米ご飯、赤ワイン。食後にピーナッツ、歌舞伎揚。
サッカーW杯の決勝戦は、アルゼンチンとフランス。土壇場でフランスが追いつき、PK戦のすえにアルゼンチンが勝つ。