交錯する心

 

晴れ、のち雨。19度。

7時に起きる。

朝餉は、キュウリとワカメの酢の物、長芋のポン酢和え、ポテトサラダ、サーモンの刺身、肉じゃが、味噌汁(ジャガイモ・大根・人参・玉ねぎ・三つ葉・豆腐)、ご飯、柿・リンゴ・キウイのヨーグルトかけ。

母や姉はともかく、僕は食べ過ぎだ。食べずに済むなら食べたくない――僕の考えは、どうやら許されないことらしい。

昼餉は、姉が作ったポークカレー。こいつが重かった。胸焼けがひどい。

買い出しへ。2時間近くかかって、段ボール2箱ほどの食材。

帰りが遅いと心配される。どこへ行っていたんだと。やれやれ。母も認知症が進んでいる。

夕餉は抜き。

なにか食べたかったら言ってくれ、と母にしつこく言う。

母は要らないと言う。

姉が、何か食べる?と母に尋ねると、ウンと答える。

そのくせ、僕が食べないことを気にして、姉になんとかしてやれと言う。

一緒に食べたい、と思う母の気持ちに寄り添ってやれ。もう一人の自分が言っている。腹が重い。