空想とか仮説とか

 

 

 

 

 

 

 

 

晴れ。21度。

7時に起きる。

朝餉は、蜂蜜とヨーグルトをかけたバナナ、サラダ(サニーレタス・キャベツ・大根・大豆煮・カニカマ・チーズ・バジル)、味噌汁(小松菜・大根・人参・玉葱・油揚げ・豆腐)、卵サンドイッチ、アールグレイ。食後にコーヒー。

腹が緩くなる。せっかくの朝餉が胃袋に残っていない。尻がヒリヒリする。おなじものを食べている妻にはその気配すらない。雑食の極みのような食欲と胃袋を持っているくせに、人より敏感だと勘違いもしている。いけないものがすこし食い物に入っていたのかもしれない。この際だから、摂取した養分をぜんぶ洗い出してきれいにしようか、と胃袋や胃腸が考えたフシもある。この空想は腹をくだしたときの言い訳として気に入っている。

身体中の器官が、脳にあれこれの訴えを届けているらしい。もっと鉄分を送れとか、疲れたからすこし休ませろとか、ちょっと傷ついたので隣の膵臓から薬をよこしてくれとか。研究によればそんなふうなオーダーが脳に入るという。脳からの指示よりそっちの声の方がはるかに多いとか。臓器と脳の相互のやりとりがあってはじめて、身体は均衡を得ている。ほんとかどうかわからないが、気に入っている学説の一つだ。

昼餉は、菓子パン、コーヒー。

ジョギング、6.72キロメートル。

古書を求める。グレン・グールド著、ティム・ペイジ編、野水瑞穂訳『グレン・グールド著作集 1 バッハからブーレーズへ』(みすず書房)。書簡集のほうは、近所の古書店に良い状態のがある。店主によれば、著作集はけっこう入ってくるとか。半額くらいの値付けをすると売れていくと言った。

夕餉は、鶏ひき肉の団子と白菜・大根・焼き豆腐・シメジの鍋、玄米ご飯、ウィスキー・オンザロック。食後に煎餅、コーヒー。