数学的なリズム

 

 

 

 

 

 

 

 

 

曇り、日差しあり。27度。

6時に起きる。

朝餉は、蜂蜜とヨーグルトをかけたバナナ、レタス・キャベツ・大根・玉葱・大豆煮・カニカマ・バジルのサラダ、味噌汁(キャベツ・玉葱・人参・アオサ・油揚げ・豆腐)、バタートースト、アールグレイ。

妻はクワイアの稽古で横浜へ。卵サンドイッチを持たせる。夜遅くに戻る。

NHK FMでピーター・バラカンさんが選曲したアマロ・フレイタス(Amaro Freitas)のトリオ。ブラジルのピアニストは、リフレーンのリズムが心地良い。どこか呪術的で。3枚目のアルバム『Sankofa』からの『Ayeye』は、フランシス・レイっぽくもあり、ポルトガルの香りも漂う。リズムが波打って、粒立つ音が空間を埋めていく。右手のリフレーンと左手のリフレーンは異なるリズムを奏でながら、ちゃんと交叉していく。複雑なのだが、揺れ具合が心地良い。メロディを内包したゆらゆらのリズム。ジャズトリオだが、ブラジル人のリズムやメロディを奏でている。独特のリズムを“どこか数学的”と表した人もいる。

ジョギング、11.23キロメートル。

昼餉は、卵サンドイッチ、コーヒー。

マン・レイの自伝の冒頭の文章――

 

 わたしは三歳の時にはじめて紙に男の絵を描いた、と母は言った。

 後になって、わたしは自分自身がまちがって生まれたことを知った。十八歳で純心だった母は、のちにわたしの父となる男が言い寄るのに恐れをなしてしまい、二人は別れた。一年後、どちらも不幸で悲惨だった二人は、偶然、フィラデルフィアの街なかで出会い、母は一緒に生活することに同意して、わたしが世に生まれてくることが出来たのだ。

 

夕餉は、竹輪とざる蕎麦、赤ワイン。