ドラマと教育テレビ

 

 

 

 

 

 

晴れ、のち曇り。6度。

7時に起きる。

朝餉は、蜂蜜とヨーグルトをかけたバナナ、ハムと目玉焼き、味噌汁(玉葱・人参・カボチャ・小松菜・油揚げ・豆腐)、ハムと玉葱のチーズトースト、アールグレイ。食後にコーヒー。

今年の大河ドラマは面白かったと世間では言われている。史実をなぞっただけではない三谷幸喜らしさが出ている部分が話題を呼んでいた。

歴史上の人々の暮らしの先に僕らの暮らしがある。喜怒哀楽はそのままに。ドロドロの殺戮物語を支えている、感情や理屈は変わらないのだと思わせた。

渡辺あやの脚本による『エルピス』も手管の筆という感じがする。彼女のデビュー作である『火の魚』を僕はいまでも見返す。見たいドラマが見つからないときは、けっこうな頻度で見る。彼女の脚本の言葉にかよっている血を舐めるように噛み締める。朝ドラの『カーネーション』もいくつかの見たい回が頭に残っている。

今年のドラマはこの2本が楽しめた(エルピスはまだ終わっていないけれど)。

NHK教育の『読書の森へ 本の道しるべ』の3回目はヤマザキマリ。書斎や本棚、暮らしの一部を垣間見る。他人の本棚を見るのはドキドキする。そこには素の部分が露出している。ヤマザキマリの哲学書は見ているだけで胸が高鳴る。イタリア人の夫の嗜好もかい見えて、でも彼女の柔らかい部分を撫でるようなものがあった。エドガール・モランの『祖国地球 - 人類はどこへ向かうのか』をさりげなく見せる。彼女は色っぽい。

ちょっと触発されて、オラフ・ステープルドンの『シリウス』を古書で注文してしまう。

夕餉は、佃煮、漬物、豚バラ肉とキャベツ・小松菜の中華炒め、味噌汁の残り、玄米ご飯、赤ワイン、白湯。