なにかの言い訳を

 

曇り、のち雨。20度。

7時に起きる。

朝餉は、味噌汁(玉葱・人参・エノキ・シメジ・小松菜・油揚げ)、ハム・卵サンドイッチ、ヨーグルトと蜂蜜をかけたリンゴ、紅茶。食後にコーヒー。

パンツはずっとチノだ。ベイカーパンツやらシェフパンツも。チノーズの仲間ならそれでよかった。

ジーンズは二度と履かないと決めたワケは忘れたが、また履きだした心境の変化はもっとわからない。好みを通し続けるヒトが他方にいるというのに。

同じくたびれた物なら、チノのほうが好ましい。その気持ちは変わらない。20年以上も履き続けているチノパンが何本かあるものの、だからそれらを大事にするというわけではない。不思議なことに、ジーンズに同じ気持ちが抱けない。それをうまく説明できないし、説明したいとも思わない。

心のありようは、言葉では表せないとつくづく思う。服がもし語ってくれているなら、そちらの方がよほど的確かもしれない。

昼餉は、竹輪・天かす・小松菜・カニカマをのせた温かい蕎麦。

なんでも語り尽くせるという錯覚はおそろしい。それ以前に、目の前に横たわっている諦めの気持ちが愛おしい。とてもじゃないが語れないという諦め。

言葉にかぎらず、すべてに諦めがあって、そのことを知っている。そういうヒトが何かを言ったり、書いたりする瞬間が好ましい。その人の言い淀んだり、ペンが止まったままの時間が好ましい。

ヘタクソな脚本のように、ト書きのようなことばかりで1日が終わる。諦めさえ忘れていることに気づく。

夕餉は、納豆、ニラ玉、合い挽き肉のハンバーグ、味噌汁(玉葱・人参・エノキ・シメジ・エノキ・小松菜・油揚げ)、玄米ご飯。食後に白湯、饅頭。

JRの跨線橋の補強工事が続いている。深夜もぶっとおし。工期は10月らしい。

深夜に雨音が強まる。