彼らのこと

 

晴れ、のち曇り。28度。

7時に起きる。

朝餉は、バナナとキウイのヨーグルトかけ、インゲンのゴマ和え、キャベツ・パプリカ・大根・ツナ・カニカマのサラダ、トースト、ルイボスティ。食後にコーヒー、あん団子。

白人警官が黒人を圧殺して、全米で抗議のデモが起きている。参加者の一部が暴徒と化して、店に押し入り、盗みを働いている。大統領は、知事や市長にデモの鎮圧を指示した。

事件は、警官が異例のスピードで逮捕されて収束に向かっているのに、大統領の言動が市民の怒りを煽っている。彼の分かりやすさは、言葉に表れている。含蓄とはおよそ無縁なので、ウイットもユーモアもない。

彼の支持層がいかに追い詰められているか。トランプさんの言動は、そのまま支持母体の心理状態を物語っている。

昼餉は、バターを塗ったオレンジパンのトースト、コーヒー。

7キロをジョグ。バテバテだ。

僕がいつも気になるのは、中西部の黙々と働いてきた人々の気持ちだ。物言わぬ人々は、ひどい目にあってきた。彼らが納めた税金は、彼らの暮らしを豊かにはしなかった。

それでも彼らは我慢に我慢を重ねてきた。大義を重んじ、世界の安寧と近隣の平穏を願ってきた。他者を救うために、己を二の次にしてきた。

彼らがトランプさんを支持したのは、やむに止まれなかったのである。選択肢は示されなかったのだ。

彼らの切羽詰まった状況について、この国のメディアは無関心すぎるように思う。大統領が誰に向かって話しているか。そのことを見据えてほしいのだ。彼は、その点ではまったくぶれない。誰に忠誠を誓っているか。それがわかれば、かの国の状況がもっと見えてくる。

盟主たるアメリカが、自国主義に偏していていいのか。この国のメディアの論調はとても浅薄だ。無頓着だし、無関心に過ぎると思う。トランプさんは正直なのだ。彼の彼らに対する忠義は不変だから。

好き嫌いとか良い悪いの問題ではなく、そういう状況なのだ。

夕餉は、冷奴、アジフライ、味噌汁(人参・玉葱・エノキ・豆腐)、妻が作ったキーマカレー、レモンサワー。

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