指先が忘れかけていた記憶

 

 

 

おおむね晴れ。29度。
7時に起きる。
朝餉は、蜂蜜とヨーグルトをかけたバナナ、サラダ(レタス・リーフレタス・キャベツ・キュウリ・ミニトマト・コーン・チーズ・バジル・カニカマ)、味噌汁(オクラ・油揚げ・豆腐・玉葱・人参・キャベツ・竹輪)、ハム・目玉焼き、トースト、アールグレイ。食後にコーヒー、道明寺。
妻と買取店へ。ぼくのハードディスク2個も。シミの残っている服は持ち帰ることに。
ひとり図書館へ。取り寄せ本を受け取りに。ハーパー・リー著、上岡伸雄訳『さあ、見張りを立てよ(原題:Go Set A Watchman)』(早川書房)。アラバマ物語の続編という触れ込みだが、リーはもともとアラバマ物語の一部としてこれを書いていたという。編集者が枝葉を刈りとって物語を整えた。このときの枝葉が本書の幹になっている。『To Kill a Mochingbird』から20年が経ったという設定だ。リーは本書が刊行された翌年に他界している。
昼餉は、マクドナルドで妻とフレンチフライ、ハンバーグ、アイスコーヒー。コーヒーの味を見直したとメニューに書かれている。「もともと美味しいのにね、なにを見直したんだろう……」と妻。値上がりしたとはいえ小さなサイズで120円のコーヒーは、ホットもアイスもしっかりした味だ。
オーバーホールに出していた腕時計がもどってきた。リューズを回す指先にゼンマイが締め上がっていく微細な感じが伝わってくる。いつからかその精妙さが伝わらなくなっていた。それに気づく。メールで感謝を伝えたら、職人にもメールを見せますという返事。
夕餉は、冷奴、切り干し大根煮、ひじき煮、野菜と竹輪のかき揚げ、ざる蕎麦、ウィスキー・オンザロック。食後にコーヒー、食パンの耳で作ったラスク。