凡庸が語りかけてくるもの

 

 


雨、のち晴れ。29度。
7時に起きる。
朝餉は、蜂蜜とヨーグルトをかけたバナナ、サラダ(キャベツ・バジル)、ハムと目玉焼き、味噌汁(シジミ・ワカメ)、バターを塗ったトースト、アールグレイ。食後にコーヒー。
映画をまとめて観る。年に数回のこと。
ザヴィエ・ジャン監督『セーヌ川の水面の下に』。サメの話。我慢して観た。フランス映画だし。政治家の描出が凡庸の極み。CGのサメに重量感なし。
昼餉は、ミルクをかけたオールブランのシリアル、コーヒー、チョコレート、クッキー。
『女王陛下のお気に入り』はなんとか最後まで。だが気づくと寝ていること数回。エマ・ストーンが途中まで好演。脚本が息切れ。時間を追うごとにゲテモノになっていく。
ポーランドの映画はアドリアン・パネック監督『カラーズ・オブ・エビル:レッド(Kolory zla. Czerwien)』。脚本にひねりあり。魅力のない演技陣。俗にいうサスペンスものだがサイコパスのギャングボスが唯一の見どころ。それも中途半端に。
同じくポーランドの映画でミハウ・ガズダ監督『忘れられし愛(Znachor)』。原作はポーランド作家タデウシュ・ドウェガ=モストヴィッチ。真面目に作っているのだが、少しずつ退屈になるのはどこかに説明臭があるから。海外ではそこそこに健闘しているらしい。真面目ということがなんの魅力にもならないという典型。嘘っぽい物語につきものの臭い。
カナダの映画はマット・ジョンソン監督『ブラックベリー(BlackBerry)』。カナダのリサーチ・イン・モーション社が開発したスマホの誕生物語。人物造形が凡庸で類型的。実在の人は、誰一人として薄っぺらくないが。脚本も担当した監督は最初の5分で失敗している。
ほかに『スイート・トゥース(Sweet Tooth )』とか『Ultraman: Rising』とか。冒頭の世界観のまわりくどいシーンで気力をなくすものを何本か。いちいち説明なんかするなもったいない、胸のうちの叫びが声に出てしまいそう。10分も付きあいきれない。あとはすっかり忘却の彼方へ。
夕餉は、冷奴、のり巻き・いなり寿司、醤油味のカップラーメン、ウィスキー・オンザロック。食後にコーヒー、クッキー。