おまけの日々に倦いたすえに

 

 

 

 

曇り、日差しあり。27度。
7時に起きる。
朝餉は、蜂蜜とヨーグルトをかけたバナナ、サラダ(レタス・リーフレタス・キュウリ・ツナ・コーン・バジル・カニカマ)、味噌汁(スナップエンドウ・キャベツ・豆腐・玉葱・人参)、ポテトサラダのトーストサンドイッチ、アールグレイ。食後にコーヒー、煎餅。
『パパ・ヘミングウェイ』より——

「ジョイスはおれといっしょに何度かここにきたことがある」アーネストはいった。「千九二一年から死ぬまでつきあった。彼は、パリではいつも仕事の仲間やおべっか連中に囲まれていた。議論になると、すごく熱がはいって、おそかれはやかれジョイスが手ひどい侮辱をうけることになった。あいつもいい人間だが、いやらしいところがあった。とくに、誰かが作品のことをいいだすと、まるでいやなやつで、何もかもが喧々囂々のさわぎになるとプイッと帰ってしまって、あとはおれに始末させるんだ。ジョイスはひどく誇り高く、ひどく無礼だったね——とくに青二才にはね」アーネストは自分のペルノオを飲んだ。「酒が好きで、いつまでも飲みつづける彼を何度も家へ送りとどけてやったが、細君のノーラがドアを開けて、こういうのさ。『あらら、作家のジェームズ・ジョイス、またしてもアーネスト・ヘミングウェイと酔ってご帰館ね』」
 
このくだりは、ヘミングウェイの交友関係を如実に物語っている。ちなみに、このエピソードは以下の独白で終わっている。

 彼は静かに酒を飲みながらジョイスのことを考えつづけていたが、やがて、「彼はほんとうに稲妻がきらいだったなあ」といった。

昼餉は、ミルクをかけたオールブラン・シリアル。
ジョギング、8.71キロメートル。最大心拍数131bpm、最高速度7.4kph。
パリにおける交友とその日々は、ヘミングウェイの人生のハイライトだったと思うのだ。それ以降はおまけだった。最初の妻とのアパート暮らし。若き日々のあれやこれやは『移動祝祭日』に詳しい。ホッチナーの本を読んでいると、ヘミングウェイが描いたパリ暮らしの簡潔にして端正な文章のなにものにも代え難い香気が立ち上がってくる。
夕餉は、冷奴、納豆、ひじき煮、切り干し大根煮、かぼちゃコロッケ、竹輪とオクラの磯辺揚げ、味噌汁(ジャガイモ・玉葱・人参・油揚げ・豆腐・小松菜)、焼きシャケを混ぜた玄米ご飯、ウィスキー・オンザロック。食後にコーヒー、煎餅。
Appleは、iOS 17.5を更新して17.5.1をリリースした。削除したはずの写真がまた表示されるというマイナーバグの訂正。