泣きも笑いもしない

 

 

 

 

晴れ、のち雨。31度。

6時に起きる。

冷たいほうじ茶、アイスコーヒー。

前日夜にスタート時間が早朝に繰り上がった女子マラソン。札幌の街がどこか涼しそうに見えるのに、実際は30度に上がって脱落者が増えていく。

父の葬儀を終えて、妻と歩いた北大構内の静けさがよみがえる。

昼餉は、バナナ、リンゴジャムを塗った全粒粉パン、ミルク。

映画は、李相日監督の『怒り』。原作は、吉田修一。ヒトの深層をのぞき込むようなタッチの映像が続くのに、それが迫ってこないことがわかってくる。

俳優が次から次へと泣く。そのたびに、わざわざ泣かんでもいいのに、と思う。

泣くような思いを、泣くことでしか表現できない。実際のヒトはなかなか泣かない。泣けないのだ。

すぐに回答を求めてしまう李相日という人の凡庸さ。この監督が僕らを惹きつけられるのは、冒頭の10分くらいが限度。

夕餉は、冷奴、レタス・トマト・胡瓜のサラダ、豚肉の味噌タレ焼き、玄米ご飯、冷たいほうじ茶、ウイスキーのオン・ザロック。

妻とビデオ通話。すぐ忘れてしまいそうな話しを2時間も。

 

 

 

 

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