一足が変える物事

 

曇りのち雨。9度。

8時に起きる。

朝餉は、ハムと目玉焼き、トースト、コーヒー、チョコレート。

東京マラソンは雨でも4分台のレースになった。先頭集団が履いていたのはナイキのズーム ヴェイパーフライ 4%で、その効果はもう不動といえるものだ。ランニングシューズの勢力図をすっかり変えてしまったといえる。関連の程度は知れないが、アシックスは決算で大きな赤字を計上している。

昼餉は、トーストとミルク、シリアル。

映画は、クエンティン・タランティーノ監督『Djyango Unchained(邦題:ジャンゴ 繋がれざる者)』。すぐに気づいたが、何度も観ている一本だった。クリストフ・ヴァルツが脇を固めていなければ、この作品は成り立たなかった。見直しながら、その重みに改めて気づく。

スパイク・リーが別のところでいみじくも語ったように、もっとも恐るべきは依って立つ精神的支柱に疑いの眼差しを持たないリベラル的な人々かもしれない。差別は悪いことだ、その正当性を訴えるあまり、さまざまな視点の存在に批判的となる。そのこと自体が差別の派生になっていることもある。タランティーノはこの映画を作ることで、図らずもそのことを白日の元に晒した。タランティーノ自身が、もしかするとその一人だった、その意味でも面白い作品だった。

夕餉は、豚バラの野菜炒め、中華スープ、玄米ご飯。

夜半を過ぎて女房が戻る。青春18切符を使い、乗っていたのは往復で14時間だ。

 

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