静かな目

晴れのち曇り。
七時に起きる。
朝餉は、サニーレタスとレタス、枝豆、コーン、パプリカのサラダ、春巻とコロッケの残り、味噌汁(大根、人参、大根の葉、ジャガイモ、豆腐、油揚げ)、クロワッサン、アップルパン、ヨーグルトのミルクセーキ、野菜ジュース、アールグレイ。
入り側書斎でキーを叩く。
昼餉はパンを囓る。
女房、義姉とともに介護施設長のところへ。義母の在宅介護に向けた打ち合わせ。ケアマネージャにプランを立ててもらう前の問題点の洗い出し。入浴、食事、排泄、床ずれ、痰の吸引など、挙げていけばいくらでも。ショートステイを組み合わせなければ、女房と僕だけで長期戦は難しい。無理せずが鉄則だと言われる。
長浜市立病院のレストランへ行き、ワッフルとアイス珈琲でひと息。このあいだ、看護学校を卒業したお嬢さんが市立病院のナースとして在校の思い出を語っていた。
夕方、五キロをジョグ。
夕餉は、卯の花煮、豚肉と茄子の味噌炒め、味噌汁の残り、そうめん、梅酒のソーダ割、冷たい麦茶。
打ち合わせに行くクルマから、今年最初の刈り入れを見た。頭を垂れた稲穂を見たのがつい先日だと思っていたら、である。
蝉より虫の声が勝っている。
個室で二人きりになって、義母に話しかけていた。家に帰れそうですよ。あなたの娘が、そうしたいと言っています。うまくすれば、十月くらいになりそうですよ。
義母は、黙っていた。ときおり、不自由な腕をばたつかせていたが、聞いていたのか定かではない。