なんにせよ、当てにならない

降ったり止んだり。
四時過ぎに起きて、机へ。
国民投票をして、イギリスはEUからの離脱を決めた。四ポイントの127万票差でだ。高いとはいっても投票率は72.2%だ。
雌雄は決したが、総意には揺らぎを感じる。
スコットランドは62%が残留することを選んだのに、国の総意は僅差で逆に出た。スコットランドの数字は、一見すると揺らぎの範囲を越えている。結果を受けて、スコットランド行政府の首相は、イギリスからの独立を示唆している。独立して、ECに加わろうというわけだ。
しかし、スコットランドの投票率は67.2%だ。有権者に占める残留派の割合は41.6%ということになる。これだって、総意なのだ。
この日をイギリスの独立記念日にしたい、と街頭インタビューで離脱派とおぼしきイギリス人が誇らしげに語っている。そういう記念日を作る、ということで国民投票をするのはどうだろう。その結果に興味がある。
ちょっと遅かったが、安倍首相の言っていたリーマンショック級の出来事は起きた。
参議院選挙は、名も覚えられない政党も加わって、雌雄を決するという単純な様相とはほど遠い。しかし、結果はそれほど複雑にならないだろう、とメディアの調査が伝えている。
イギリスの事前調査もそう伝えていたし、ブックメーカーも逆の掛け率で場を張ろうとしていた。
いかに僅差だったかわかる。
それでもカモメはカモメ。