もう一人の主演はライ・クーダー

 

 

 

雨。21度。
6時に起きる。
朝餉は、サラダ(サニーレタス・キャベツ・大豆煮・バジル)、味噌汁(エノキ・トロロ・油揚げ・豆腐・玉葱・人参)、ハムと目玉焼き、菓子パン、アールグレイ。食後にコーヒー。
秋雨が続く。それでも歩けば汗ばむ。首筋にかすかな痒み。何度も手ではらっていると、小さなクモがソファを飛び跳ねている。ティッシュで包んで逃がすくらいのことだ。それをとっさに殺生してしまう。彼らはダニのような昆虫を食べている。だが、なんによらず家に棲んでいるのなら同居人ではないか。まったく。
遅い昼餉をかねた夕餉は、冷奴、サラダ(サニーレタス・キャベツ・大豆煮・バジル・カニカマ)アジフライ、味噌汁(エノキ・ワカメ・油揚げ・豆腐・玉葱・人参)、玄米ご飯、ウィスキー・オンザロック。
映画はヴィム・ヴェンダース監督『パリ・テキサス(原題:Paris , Texas)』。もう40年も経ってしまった。何年かおきに無性に観たくなる映画の一つ。我慢できないときは、鏡越しに二人が対峙するハリー・ディーン・スタントンとナスターシャ・キンスキーの終盤のシーンだけで済ますときもある。サム・シェパードの息づかいが感じられる名シーンだ。あのときのナスターシャの美しさは言葉で表しようがない。