しっくりくるモノ

 

曇りのち晴れ。11度。8メートルの風。

8時に起きる。

朝餉は、ポテトサラダ、切り干し大根煮、バナナとリンゴ、味噌汁(大根、人参、小松菜、ジャガイモ、豆腐)、トースト、アールグレイ、コーヒー。

昼餉は、長浜のフードコートで菓子パンとコーヒー。

文房具屋でノートやパッドを見繕っていると時間があっという間に過ぎる。で、結局はなにも買わない。使い続けているRhodiaのパッドを超えるものはそうそうない。No.16が僕にはぴったりで、考えてみると、いちばん使うのはA5サイズなのだ。特注して作ったメモもそうだし、伊東屋の便箋もそうだ。縦書きのツバメノートもミドリのMDノートもそうだ。掌の大きさに近似しているせいかもしれない。

夕餉は、味噌汁(大根、人参、カボチャ、豆腐、ほうれん草)、ほうれん草とベーコンのクリームソースパスタ、パン。

本屋にしろ文房具屋にしろ、滋賀県は極北である。ふらっと寄って、偶然の出会いというものが期待できない。

たまたまの出会いは、文化以外の何物でもない。骨董屋とか古道具屋もそうだが、文化や文明の奥行きがない街は廃れていく。奥行きと一言で済ませがちだが、あえて言えば無くても困らないもの、普段は必要に迫られぬものと言い換えてもいい。

突き詰めなくても、暮らしの半分がたは実はそんなものが占めている。そういう存在が街を潤す。住まう者も落ち着くし、足りてやがて満ちるという感覚を味わえるのだ。

京都は電車で一時間そこそこだが、そう掛けてまでとなると姿勢が前のめりになる気がする。その姿勢がどうも苦手で僕は損をしているのだが、たまたまの出会いは、どこまでいってもたまたまであるべきだという声がどこかで聞こえる。

そうはいっても、いい具合に歳を重ねたThonetのN.30は探しに行かない限り巡り会えそうにない。実に、悩ましい。

 

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