モンクある?

晴れ、ときどき降る。
六時過ぎに起きる。
朝餉は、レタスとサニーレタスのサラダ、ヨーグルト、味噌汁(大根、ニンジン、アオサ、エノキ)、紅茶風味のおからの蒸しパン、野菜ジュース、紅茶、コーヒー。
入り側書斎でキーを叩く。
庭のツツジが満開を迎えている。
ビル・エヴァンス・トリオの新しいアルバム『On A Monday Evening』がリリースされている。七十六年のライブ録音。音は良くないが、演奏はいい。ベースはエディ・ゴメス、ドラムスはエリオット・ジグムンド。
昼餉は、フードコートでシナモンロールとコーヒー。
女房は義母のとこへ。夜に戻ってきた。
十一キロをジョグ。風がヒンヤリ。

コーマック・マッカーシー著『越境』より抜粋――

盲人はもう一度、自分が今そのなかを歩いている世界はほかの人が思っているような世界とは違っている、それはほとんど世界とはいえないものだと言った。目あきがただ目をつぶっても分からない。眠っても死が分かるわけではないのと同じだ。幻であるかないかなどどうでもいいことだといった。盲人はこの広い乾いた荒れ野も川も道もその向こうの山も頭の上の青い空も、世界を、時間を超越した本当の世界を、心から遠ざけておくための気慰みに過ぎないといった。この世界に満ちている光はただ人間の目のなかにあるにすぎない、なぜなら世界それ自身は永遠の闇のなかで動いているのであり闇こそが世界の本性であり本当のあり方なのであって、その闇のなかで世界はすべての部分を一分の隙もなくぴたりと密着させて回っているがそれは目に見えるものではないからだ。世界は芯の芯まで知覚する力をゆきわたらせた想像もつかないほど密かな暗黒の存在なのであり、その本性は見えるもののなかにも見えないもののなかにもない。自分には太陽をじっと見つめることができるがそんなことに何の意味がある?

夕餉は、味噌汁の残り、焼きそば。食後に桜餅と草団子。
春の宵のセロニアス・モンクは『Ruby, My Dear』と『I'm Confession』。
ジャズのアルバム数あれど、今もっとも人びとに愛されているのは『Solo Monk』じゃなかろうか。