大忙しの先生

 

 

 

 

 

 

 

晴れ。9度。

7時に起きる。

朝餉は、蜂蜜とヨーグルトをかけたバナナ、キャベツ・大根・カニカマのサラダ、ハムと目玉焼き、味噌汁(ナメコ・玉葱・人参・大根・ネギ・油揚げ・豆腐)、リンゴジャムのトースト。

5回目のワクチン接種を受けに妻が先に家を出る。昼前の予約をした僕も後から。

本屋で新刊を求める。内田洋子著『モンテレッジョ 小さな村の旅する本屋の物語』(文春文庫)。文庫になるまで気づかなかったことを恥じる。著者も本も。

病院の待ち時間に読む本を忘れたことに感謝。

妻との昼餉は、スーパーのフードコートでオコワと焙じ茶。

今日の小さな病院は先生が一人でなんでもする。待合の呼び出しも、椅子の消毒も先生がやる。受付の事務の女性の姿は見えるものの、そういえば専属の看護師は見当たらなかった。

先生はてんてこ舞いだが、慣れっこになったのだろうか忙しく歩き回っている。ワクチン接種のほかにもさまざまな患者が次から次へと訪れる。そんな調子で働き詰めで、妻によれば休診日は水曜だけで、日曜も開業していると。病院のホームページには看護師募集の文字が踊っている。

若い先生が僕の注射にかけた時間は30秒にも満たなかった。待合室は患者でいっぱいだったが、事情を察しているのか誰もが静かにしていた。

夕餉は、黒豆煮、伊達巻、筑前煮、鶏肉のハンバーグ、味噌汁(ナメコ・大根・人参・玉葱・油揚・豆腐)、玄米ご飯、赤ワイン。食後にかりんとう、焙じ茶。

妻はワクチンの影響が出てきて注射した腕が痛むという。僕が痛み始めるのは明日だろう。