その気づきさえも

 

 

 

 

 

 

 

 

曇り。15度。

昼前から温度は下がり続けた。

7時に起きる。

朝餉は、蜂蜜とヨーグルトをかけたバナナ、きんぴら・ハム・目玉焼き、味噌汁(大根・人参・白菜・もやし・ネギ・油揚げ)、ブルーベリーのトースト、アールグレイ。食後にコーヒー、栗饅頭。

 

頭の中で言葉が死んでいく。

 

思いだせないというより二度とよみがえってこない。

 

そんな予感がある。

 

それでもいいと諦める。

 

すると、ひょんなことが起きる。

 

そのときは、死んだことさえどこかで死んでいる。

 

ああそうか、死とは、そういうことなのか。

 

その感覚も、すぐ死んでいく。

 

淡雪のように。

 

降ってきた数だけ、溶けていくのだな。

 

小さい女の子が店先で遊ぶ。その母親が営む小さな文具店で、彼女の義父母だったかが手びねりした小さな器をたまたま求めた。

それからずっと、そのカタチが好ましくてつい手にとってしまう。触れるともっと好ましくなるのをすこし我慢したりする。どんなひとなのかな、手びねりする姿を想像する。

もっと欲しいな。そう思い続けて、ずっと行けずにいる。週二日しか開かない店。

器たちは、まだ棚に並んでいるだろうか。

昼餉は、モスバーガーでフレンチフライ、ハンバーガー、ミルクティー。

無印良品でソックスを求める。

メモ帳を見ている。なにを書こうとしていたんだっけっか。

 

メモ帳をにらんでいる。どんなつもりで書いたんだっけっか。

 

メモ帳を求めて手があっちこっち動く。たしかここに……。

 

メモ帳って、なんだったっけか。

やがて、そうなるのかしら。

 

夕餉は、カボチャのいとこ煮、焼豚と白菜・ピーマンの炒め物、味噌汁(大根・人参・白菜・ネギ・豆腐・油揚げ)、玄米ご飯、ウィスキー・オンザロック。食後に栗饅頭。

今月の総括をば――。アクティビティは7日、総距離は59.54キロメートル。スクワット、プランク、プッシュアップはほぼ毎日。寒い時は筋トレに限る。