早熟のトルーマン

 

 

 

 

 

 

晴れ。19度。

7時に起きる。

朝餉は、キャベツ・白菜・人参・小松菜・厚揚げの卵とじ、味噌汁(サツマイモ・大根・人参・ネギ・油揚げ・豆腐)、ブルーベリージャムのトースト、ルイボスティー。食後にコーヒー、アーモンドチョコレート。

 

カポーティの初期の短編はどれも秀逸。どこか数歩だけ退いて物事を見ている筆致、物語の終盤(特に最後の1行)で読み手に深い傷跡をつけていく。でも、不思議とさりげない。大きな動きがあったにしても、小さなひと揺れのように見つめている。なぜそんなことができるのか。

若いのに、老いた目のような諦観の冷たさが備わっている。余分の望みを持たない、余分なことは濁りを残す。そんな目。経験ではなく、五感ありき。退いているように見えるのは、年端も行かない背景に身を預けているからかもしれない。

同時に、あれこれ悩まない活力に満ちた脳を間近に感じる。若きカポーティは文章のすぐそこに居て、紡ぐに任せる。思いつく端から書いていくと、そこに物語の陰影が立ち現れる。そして突然、書き終える。その先がわからないのではない。彼には、次の物語が待っている。カポーティの血は、それと知らぬ間に彼をせき立てていく。

 

妻と畑で採れたサツマイモを持って隣畑の老人の家へ。半時ほど立ち話。

昼餉は、ドイツパン屋で求めた菓子パン3個、フードコートでおにぎり、コーヒー。

畑を刈った雑草の袋詰め。手持ちのぶんの7袋をとりあえずいっぱいに。

夕餉は、味噌汁(カボチャ・人参・玉葱・油揚げ・ネギ・豆腐)、カレーライスの残り、ウィスキー・オンザロック。食後にお茶、お萩。