水清ければ魚棲まず

 

 

 

 

 

 

 

 

晴れ、のち曇り。27度。

7時に起きる。

朝餉は、リンゴジャムとヨーグルトをかけたバナナ、サツマイモの甘煮、千切りキャベツ・キュウリのサラダ、味噌汁(油揚げ・豆腐・玉葱・人参・ネギ)、ハムと卵のトーストサンドイッチ、ミルク。食後にコーヒー。

 

Chemexを使って淹れたコーヒーは豆本来の味がする。大ぶりのペーパーフィルターがすべての鍵になっている。これは想像だけれど、雑味の取り方が絶妙なのだと思う。すべて取り去ってしまうわけではない。そこが大切なところだ。

雑味は、味を決めるカギになる。煮物の灰汁をきれいに取り去ってしまうと、煮物の味がモノトーンになってしまうのに似ている。雑味も灰汁も頃合いを見極めるのが難しい。そこが味わいの奥深さにつながっている。

Chemexのペーパーフィルターの値段が高いのは、それによって得られる味とのトレード・オフなのだ。

抽出で旨味を引き出す方法は限られている。お湯の温度とその量だけだ。温度は90度前後でいいが、湯量は通常の2分の1。4杯分を淹れるなら、2杯分を抽出したところで止める。そこに湯を足して4杯分にする。

濃さはこれでちょうどいい。薄めるのとは違う。4杯分のうち、3杯分以降は抽出される成分のほとんどが色の付いただけの湯と雑味なのだ。

 

妻は、出演するクワイアのコンサート会場へ。遅くに帰る。コンサートは明日。

一人の夕餉は、コロッケ、チーズインハンバーグ、塩ラーメン、玄米ご飯、ウィスキー・オンザロック。食後にコーヒー、アイスクリーム。

元首相の国葬。弔意を表する人、反対のデモを行う人。