ひと癖、ふた癖

 

 

 

 

 

 

曇り、のち雨。21度。

7時に起きる。

朝餉は、リンゴジャムとヨーグルトをかけたバナナ、味噌汁(小松菜・ネギ・玉葱・人参・油揚げ・豆腐)、卵焼き・チーズ・ハムを挟んだクロックムッシュ、豆乳。食後にコーヒー。

大陸からの乾いた風が流れ込んでいる。

人間ドックの結果。尿酸値と血圧がすこし高め、白血球数の低下が見られる。ほかは正常値。妻は便に潜血。追加の検査を勧められる。40代の僕もそうだったが。

注文していた鉛筆キャップができあがって手元に。銀と真鍮の2種類。チビた鉛筆をパンツのポケットに忍ばせるに際して、ずっと100均のアルミキャップを使ってきた。

作ってもらった銀も真鍮も、重さとバランス、それにサイズが絶妙。

チビた鉛筆は使いきれないほど残っているが、どれも50年以上前のもの。色鉛筆の当時のプルシャンブルーは発色が違う。淡くて儚い。だからどうしたというわけではない。メモしていると、なぜか和むのだ。

メモといえば、当時も今もお手本はコロンボ警部である。彼の使っていた鉛筆は、そのチビ加減にくすぐられたものだ。あの背広のあのポケットから出てくると、なぜだか目が釘づけになった。話の筋が頭に入ってこないほどに……。

影響を受けたのが、チビた鉛筆でよかった。あの色の背広に魅入られた諸兄はさぞ苦労されたことだろう。

夕餉は、キュウリの中華漬け、カボチャの甘煮、キャベツの千切りを添えた鶏胸肉の唐揚げ、味噌汁(玉葱・人参・油揚げ・豆腐・ネギ・キャベツ)、玄米ご飯、ウィスキー・オンザロック。

刑事の小道具といえば、コジャックにはまったのはフェルト帽と細長いシガレット。テリー・サバラスのひん曲がった人差し指と中指に挟んだシガレットは旨そうだった。