雑草の壁を押し分けて

 

 

 

 

 

 

曇り、日差し。33度。

6時に起きる。

菓子パンを豆乳で流し込む。

支度をして妻と駅へ。青春18きっぷ、中央本線ほぼ各駅停車の旅。一路、米原へ。

小淵沢でざる蕎麦を。

いつもなら東海道本線を選ぶところだが、今日は宇都宮-熱海のライナーが午前いっぱい不通だった。久しぶりの中央本線。こちらは接続が間延びする。待ち合い時間がたっぷりあって、今日もあれこれあって、13時間かかって着いた。お盆ということもあり、途中から車中は混雑した。中津川からの1時間ほどは立って景色を見ていた。

妻も僕もぐったり。

夕餉は、カップ麺の長崎ちゃんぽん、お握り2個、ビール、ウィスキー・オンザロック。

深い緑をこれでもかというほど見て、目が明るくなったような。本を持っていかなかったので、音楽を聴いて景色をぼんやり眺めていた。

中央本線は線路脇の雑草が伸び放題で、少しは刈り込んでいるのか知る由もないけれど、今にも飲み込まれてしまいそうな緑の壁の中を列車は払うように突き進んでいく。

あと何年したら、実際に飲み込まれてしまうのだろうか。そんな想像をした。