勝負師の忘れもの

 

 

 

 

 

 

曇り、日差しあり。32度。

7時に起きる。

妻の作った朝餉は、ハムと野菜炒め・キャベツの千切り・スクランブルエッグのプレート、卵サンドイッチ、豆乳、蜂蜜とヨーグルトをかけたブルーベリー。食後にコーヒー、チョコレートパイ。

NHKの将棋と囲碁トーナメント。羽生善治9段が横山泰明7段に負ける。歳とともに微妙な負け方をするようになった。AIを相手にしていて、足元をすくわれているような。そういう負け方があるのか知らないけれど。

勝負だからアヤがある。それも棋力だと言ってしまえばお仕舞いだが、羽生さんはその綾を手懐けてきた。綾を手元に鎮めておく、その飼い慣らし方が勝負師然としていたものだが。

AIを相手にしていると、もう自分が勝負の世界にいることさえ忘れているかのように、綾ということさえどこかへ置き忘れてきてしまったような、そんな恬淡とした風情さえ漂わせている。勝手にそんなことを思いながら羽生さんの指し筋を見ていた。

一方の囲碁は、関 航太郎天元が伊田篤史9段を中押し勝ち。読みの確かさ。20歳にして貫禄すら感じられる。囲碁界は若手が目白押しだ。

妻の作った夕餉は、ハムと野菜炒め、コロッケ、春巻き、ご飯、ウィスキー・オンザロック。食後にアイスクリーム。