おおむね晴れ。34度。山の日。
7時に起きる。
朝餉は、冷奴、大根・コンニャク・竹輪・人参の煮物、ホッケの開き、味噌汁(シメジ・油揚げ・豆腐・玉葱・人参・キャベツ・ネギ)、玄米ご飯、ヨーグルトと蜂蜜をかけたバナナ。食後のコーヒー。
Netflixの連ドラ『Better Call Saul』もいよいよ大団円。エピソード12は、キム・ウェクスラーが根こそぎ持っていった。失った時間と元夫への悔恨。遠く離れた地でひっそり暮らす日々が、痛いほど彼女の気持ちを語っている。付き合っている男や職場の女たちに意見を求められるたび、キムはそれがどんな些細なことであろうと、曖昧な姿勢を崩さない。これからの人生を、そうやって誰の目にも止まらないよう生きていく。濡れて腐った枯葉に擬態して、死ぬまでそこに身を隠すと決意したカメレオンのように。
伝わってくるのは、誓いの深さだ。
悪辣な弁護士に身をやつした元夫と別れて、カメレオンの日々へ帰っていく。飛行機へ向かうバスの中のシーンは、このドラマを象徴するものだった。
転落というありきたりの物語を、一切の意見を排除して描いたこんなドラマを、残念なことにほかに知らない。
7年くらいで解散してしまった『ユニコーン』が、この国でもっともグルーブを体感できるロックバンドのひとつだったろうと思う。
アルバム『ケダモノの嵐』とか『服部』を聴いていると、とても哀しくなっていくのはどうしてだろう。
ジョギング、8.54キロメートル。南東の風。
妻の作った夕餉は、切り干し大根煮、こんにゃく・人参・竹輪・大根の煮物、味噌汁(油揚げ・豆腐・玉葱・小松菜)、焼きそば、ざるそば、ウィスキー・オンザロック。
7時頃、東南東の空に焼けた色の大きな満月が登ってくる。駅のそばのマンションの煙突に乗っかっているように見える。