その筋への挨拶

 

 

 

 

 

曇り、ときどき日差し。28度。

6時に起きる。

ほうじ茶、コーヒー。

姉から手紙。父の納骨や法事のこと。

本を求める。藤沢周平著『花のあと』(文春文庫)。彼の本を全部売り払って、また買っている。そんな行ったり来たりも、真っ当な金の使い方と言えるだろうか。

昼餉は、バナナ、バターとリンゴジャムを塗ったトースト、豆乳、コーヒー。

ジョギング、8.72キロメートル。

街のあちらこちらで、香りに出くわす。今日は、長雨と肌寒さからの揺り戻し。花は見えないけれど、今年は、ほんの少し気が急いたか、金木犀。

自民党総裁に出馬する記者会見で、河野太郎議員が、この国のいちばんの礎になっているのは皇室と日本語だと。

この人、いざとなれば、そういう言い方をする。待ち望んでいる人々に届け、と思っている。矛を収めたように見えて、暗号めいたメッセージをピンポイントで送る。

そういうことができる、底知れぬところがある。

黙々と働いた朴訥な語りの首相が、早くも懐かしい。

夕餉は、冷奴、チャーハン、冷たいほうじ茶、ウイスキーオンザロック、コーヒー。

妻とビデオ会話。2時間。