残滓のような……

 

 

 

 

 

曇り。22度。

6時に起きる。

冷たいほうじ茶、コーヒー。

妻は、東海道線に乗って米原へ。送られてきた写真には夜の京都タワーが写っている。青春18切符がもったいないとかで、足を伸ばしたらしい。なんともはや。

株価が連日の高値をつけている。次の首相となる人が絞られてきた。

誰がなるにせよ、今の首相より働いて、実績が数字として残る人はそうそういない。

もっとも、若返るという点は間違いなさそうで。

昼餉は、リンゴジャムを塗ったバゲット、焼きそば、豆乳、ほうじ茶。

妻の座っていたダイニングの空間に残影。

ちょっと離れて暮らして、ちょっと人恋しいくらいのほうが、よほど身近に感じられる。ずっとそんなでは先が思いやられるけれど。

僕ら夫婦は、いつも一緒だったわけではない。今も、そうかもしれないと思いつつ、彼女の座っていた椅子のあたりの手持ち無沙汰のような空気を見ている。

夕餉は、冷奴、ハヤシライス、ウイスキーオンザロック、冷たいほうじ茶。

オシロイバナの花が咲いている。

 

 

 

 

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