姿勢に出ること

 

 

 

 

 

 

雨。21度。

6時に起きる。

冷たいほうじ茶、コーヒー。

昨日の自民党総裁の辞意表明に、株式市場は大きく値を上げた。

総裁選には出馬しないと首相が語った。首相を降りるということを、こんな遠回しに表明した人はいない。

官房長官時代のこの政治家とちゃんと対峙したメディアは数えるほどだった。誰もが捉えきれずにいる間に、彼は辞めていく。ネットのあやふやの情報が、実態を見えなくしていく。怖い時代になってしまったと思う。

昼餉は、バームクーヘン、バナナ、チーズ・レタス・トマト・マヨネーズを挟んだバゲット、豆乳、コーヒー。

敗者を慮る日本のアスリートが少ないのは、なぜだろう。意外にも、海外のアスリートはここぞという場面で負けた側に温かい態度や言葉を示す。常日頃から、身についていることが伝わってくる。

JOCの今の会長が、金メダルを取った時の態度や言葉からずっと、そんな違和感が続いている。

それは高校野球を見ていても思う。いちばん大事なことを教わらずに育っていることが恐ろしい。

夕餉は、コロッケ、アジフライ、味噌汁(玉葱・人参・豆腐・油揚げ・ネギ)、ご飯、冷たいほうじ茶、ウイスキーオンザロック。食後にバウムクーヘン。

車椅子テニス男子の金メダリストは、新しいスタイルを持ち込んで勝った。血の滲むような練習をしたことと思う。試合が終わり、彼が喜びを爆発させたとき、オランダの選手は肩を落として椅子に蹲っていた。

オランダ選手に歩み寄り、その頑張りを讃えられるのは、あの場所でたった一人だったと思う。それが残念でならない。