撞着の正論

 

 

 

 

おおむね晴れ。33度。

6時に起きる。

冷たいほうじ茶、アイスコーヒー。

妻から彦根城のハスの花の写真。ミツバチも写っている。百日紅も満開。

米原の朝は涼しいと。こちらとでは5度くらい違う。

映画は、岩井俊二監督の『リップヴァンウィンクルの花嫁』。5年前の作品。3時間という長尺を、撮りながら膨らませていったという。

その物語の物語らしさ。千夜一夜物語のよう。

作用の螺旋を登ったり降りたりしているうちに、人はどこか遠くにきている。

その漂流を捉えるのにかかった3時間の背後には、どれほどの撮り溜めがあったのだろう。軽いめまい。

主演の黒木華を見つめるレンズがいい。綾野剛、Cocco、りりィに見どころ多々あり。

昼餉は、リンゴジャムを塗ったブラウンライスケイク、アイスミルク。

レビューサイトに、主人公の生き方がわからないと。だから、共感できないと。

おいおい。君は、そんなふうに映画を観ているのか。

どこぞの銀行の宣伝にいわく——

 

信じられないことは、信じることから生まれる。

 

これ、増殖のパターン化を宿している。

 

大嫌いなことは、大好きなことから生まれる。

 

逆もある。

 

大好きなことは、大嫌いなことから生まれる。

 

夕餉は、冷奴、レタス・パプリカ・キュウリ・トマトのサラダ、フライドチキン、ご飯、冷たいほうじ茶。

妻とビデオ会議をしながら、陸上競技をそれぞれの家で観戦。男子ハイジャンプと女子三段跳び、それに男子100メートル決勝。どれも印象的な結末。

互いを讃えあう姿。

 

 

 

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