JMBの蕎麦猪口

 

晴れ。29度。

7時に起きる。

朝餉は、コンソメスープ、バナナ、コーヒー。僕だけストロベリージャムを塗ったバゲットを少し。

目に見えない螺旋を登ったり降りたりして、どのあたりに居るのかわからなくなってしまう。高低もさることながら、軸を中心にして片方の180度に不幸せがあり、もう片方の180度に幸せがある。ちょっと休もうとして、立っている場所がどちらなのかと思う。上下にも同じような領域がある。どちらがどちらなのか、もうわからない。

螺旋はどこまでも繋がっている。ちょっと動けば、どうにでもなる。

現実も、そんなものではないかと思う。

つまり、気の持ちようである。

昼餉は、レタス・グリーンレタス・大根・玉葱・ハム・カニカマのサラダ、バゲットのフレンチトースト、紅茶。

ジョギング、7.07キロメートル。風、そよとも吹かず。

バスキアの蕎麦猪口で、ざる蕎麦を食す——買おうか躊躇しているのは、ほっとけば、そんなモノで溢れかえるのは目に見えているからだ。

蕎麦を啜るたび、どう思うのか。いやいや、どう思いたいのか。

そんな逡巡を繰り返しているうちが、いちばん愉しいのかもしれない。そのうち、蕎麦猪口は売り切れる。これが時間稼ぎだとしたら、いよいよ他人任せである。

夕餉は、義姉からもらった玉葱・人参・ジャガイモのかき揚げ、大根と人参のきんぴら、ポテトサラダ、味噌汁(人参・玉葱・シメジ・油揚げ・豆腐・アオサ)、ご飯、赤ワイン。

 

 

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