健忘の好意性

 

おおむね晴れ。22度。

7時に起きる。

朝餉は、グリーンレタス・キュウリ・パプリカ・カニカマのサラダ、ウインナーソーセージ・目玉焼き、玉葱・人参のコンソメスープ、トースト。食後にコーヒー。

札幌の姉から電話。声の明るい響きに、鼓舞している感じ。余市の菩提寺から昨年に亡くなった檀家のための法要の案内。転送してもらう。

母の具合は変わらず。食欲はあったりなかったりで、眠っていることが多いと。

妻がスマホをMVNOに移行したものの、Messageだけがうまく動かない。SIMに原因がありそう。

昼餉は、豆乳をかけたシリアル、魚肉ソーセージ、コーヒー。

Netflixでノア・ホーリー脚本の『FARGO』のシーズン3を見始めたのが運のつき。ユアン・マクレガーの一人二役はともかくとして、デヴィッド・シューリスの演技は、シーズン1で怪演したビリー・ボブ・ソーントンと双璧をなす。ソーントンの悪魔性も見事だったが、シューリスのは腐臭が漂ってくる。

見るたび、同じことを思っているような。ちなみに、物語の最後も忘れていて、これも驚く。なんと、シーズン4が本国では放映されている。

コーエン兄弟監督の劇場版も中身はすっかり忘れていて、何倍も愉しめると小躍りしていいものやら。

夕餉は、前夜に引き続きアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ、赤ワイン。乳化のやり方をあれこれ。

シーズン3の終わり方はフラフラしているものの、困った末に辿り着いた最後のドアのカットはちょっといい。

欧米の描く悪魔は、らしい悪魔と、らしからぬ悪魔に大別できて、どちらも面白い。幾重にも屈折しているのだが、その屈折度合いが腕の見せ所になっている。『ローズマリーの赤ちゃん』とか『エクソシスト』、『オーメン』といった王道もいいけれど、悪魔としては屈折度が低い。

なにはさておき、自分の闇底をのぞき込むのがいちばんかも知れない、と思ったり。映画は、その手助けになっているフシもある。

 

 

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