気が触れたい

 

晴れ、午後に雨。19度。

7時に起きる。

朝餉は、キャベツ・サニーレタス・大根・大豆煮・コーン・カニカマのサラダ、ハム・目玉焼き、味噌汁(大根・玉葱・人参・ミツバ・小松菜・油揚げ・豆腐)、トースト、リンゴ。食後にコーヒー。

本を求める。ウィリアム・ジェイムズ著、舛田啓三郎訳『プラグマティズム』(岩波文庫)。

岩波の翻訳は往々にして非難の対象になってきた。無闇と難解ならまだしもで、そもそも日本語になっていなかった。本書がそうした対象から辛くも逃れられたのは、原書の論旨が明快で、言葉の森に分け入っても迷子になる可能性が低い文章で綴られていたからだ。本書の成り立ちや、その言わんとするところの対象が、迷子になることを許さない思想だったことが幸いした。

もっとも、著者のウィリアムをW.と表記し続けるのは、いかにも不親切だ。心の大事な働きの一部を欠いているのではないかと疑いたくなる。解説を待たなければいけないなんて、悪意すら感じる。

岩波文庫は、シェイクスピアをはじめとする作家の名前の表記が、苗字だけだったり、頭文字だけだったりとバラバラだ。そこに、さしたる基準とか根拠があるようには見えない。

デリカシーの欠如と決めつけてはいけない気がする。相手は出版社で、著者名という基本中の基本のことなのだから。

おおらか、そう言うこともできる。

昼餉は、菓子パン。

妻とクルマで、長浜の豊公園から彦根城の玄宮園をめぐって、藤の花を見る。豊公園はすこし早いのだが、それにしても花が少ない。マルハナバチたちが、気が触れでもしたように飛び回っている。

あの香りの中に突っ込んで行ったら、そりゃあおかしくなるわなと思いつつ。突っ込んでいくくらい快感なのだと思う。

うらやましい。

たまに気が触れるなんて、すてきだ。

夕餉は、納豆、合い挽き肉・大根・人参のとろみ煮、ブリの照り焼き、味噌汁(大根・玉葱・人参・ジャガイモ・油揚げ・豆腐・ネギ)、ご飯。食後に煎餅。

4月の総括をば。アクティビティは7日間、総距離は74.16キロメートル。スクワット80回は毎日。

 

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