するとは、していないこと

 

晴れ、ときどき曇り。7度。

8時に起きる。

朝餉は、キャベツ・グリーンレタス・大根・キュウリ・パプリカのサラダ、ハムと目玉焼き、味噌汁(大根・人参・ジャガイモ・油揚げ・小松菜・豆腐)、トースト、バナナ・りんご。食後にコーヒー。

キッチンの食卓に座っている。床から20センチくらいまでが氷の層で、ちょっとくらいの撹拌ではびくともしない。フローリング1枚下にある世界は、ヒトの心のように冷え冷えしている。

雪が頭や肩に降り積もったバイソンとか、コートを着た羊とか。ちょっと異形を作る作家の作品を見ている。そうしたオブジェをいくつか置いて、眺めていたい。家に求めるのは、それくらいだが。

昼餉は、あん餅、お握り、お茶。

二人して内覧会へ。内庭のある戸建て。僕らの求める条件ではなかったけれど、建築家にあれこれ質問。1時間半ほど。

妻は、それらの台所とか居間の風情が腑に落ちない。こ綺麗で、設えたばかりだから気配がない。それくらいは承知している。もっと、なにかが違う。

しばらく考えている。

妻は口を閉ざしたままだった。

夕餉は、納豆、きんぴら、餃子、味噌汁(大根・人参・ジャガイモ・小松菜・ネギ・油揚げ・豆腐)、玄米ご飯。食後にロールケーキ、白湯。

内覧会の終わりがけに、建物のテーマとか注意したポイントを問うた。注文住宅なのだから、尋ねなければ礼を失する。

建築家が語ったことを、思い出せないでいる。

 

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